たった1万円でも投資で大損する原因はあなたの無知にあります

前回に引き続き投資をテーマにして進めていきます。

気分の悪いテーマで申し訳ないのですが、投資で失敗する人はハッキリいいますとご自身が行っていることへの理解が足りていないケースがほとんどです。

そんなことないよ、しっかり勉強してるよ!と思われるかもしれませんが、もしも耳を貸して頂けるので少しだけ続きを読んでみて下さい。

結論から言いますと①『投資とは何かを知っているかどうか』②『目的と得たい金額は決めているのか』という2つの事前準備をしてその上で③『どんな対象に、どのくらいの期間、いくら投資するのかを決める』ことをしていないと成功する可能性は大幅に下がります。

①と②についてはこちらの前回の記事【『投資って結局何をすれば良いの?誰でもわかる投資のはなし』】に記載しましたのでよろしければ御覧下さい。今回は③についてたくさんある投資対象が持つメリットとデメリットをご紹介していきます。いったんこちらを読んでいただいた上で、新たな投資先選びの参考にしていただいたり、現在投資中の商品を見直す際に利用して頂ければと思います。

意外と正確に理解していない投資についてのメリット・デメリット

株式

最もメジャーといえるのが株式投資です。上場企業の株を売買することで、差益によって利益を得ます。株価が安いタイミングで購入し、株価が上昇したら売却をするキャピタルゲインが主な利益です。その他、株を保有していることで得られる『配当金』や『各種の株主優待』が受けられることがあるので、このあたりは他の投資対象にはない特徴です。

【メリット】

保有しているだけで配当金や株主優待を得られる
株主総会の参加権を得られ、会社の経営戦略や人事決定などに意見できる
常日ごろから経済や政治に目を向け、情勢を把握できるようになる

【デメリット】

最低でも10万円ほどの元手が必要になる
銘柄探しに多くの時間を要する

FX(外貨為替取引)

FXは「Foreign Exchange」の略で、正式には「外国為替証拠金取引」のことです。文字どおり、外国為替を利用して利益を得る投資方法です。米ドルを始め、世界中のさまざまな外貨を売買して、為替レートの変動を見極めて差益を狙います。

「レバレッジ」といって、少ない資金で大きな投資ができるのが特徴です。証拠金の数倍から数十倍の取引が可能で、国内のFX会社の最大レバレッジは25倍となっています。一方でもちろん失敗したときのリスクもレバレッジの文だけ発生するので十分に理解した上で判断するようにして下さい。

【メリット】

資金が少なくても多額の利益を上げられる可能性がある
4,000円ほどからと、比較的少額から取引できる
平日であれば24時間いつでも取引可能である
取引できる外貨ペアが限られているため、投資先が見つけやすい
保有し続ければスワップポイントで利益を上げられる

【デメリット】

平日は24時間価格変動し続けるため、常に管理する必要がある
価格変動の動きが激しいため、大きな損失を計上する恐れがある

投資信託

投資信託は、投資家が資金を資産運用会社に任せて利益を得る方法です。資産運用会社には「ファンドマネージャー」と呼ばれる投資の専門家がおり、「株式」「FX」「不動産」「債権」などに投資をします。投資によって得られた利益は、投資家の出資額に応じて配当される仕組みです。
商品の種類を選択する必要はありますが、株の銘柄まで選択する必要はありません。初心者にもおすすめの投資といえます。

【メリット】

投資の専門家が運用を代行してくれるため、初心者でも始めやすい

【デメリット】

多くの商品の中から自分に合った投資信託を探す必要がある
プロの投資家に任せても、元本割れのリスクは排除できない
手数料がかかる

iDeCo(イデコ)

iDeCoは、「個人型確定拠出年金」のことを指します。「投資信託」「定期預金」「保険」の中から運用商品を選択し、自分で決めた掛け金を毎月拠出していきます。60歳を迎えてから引き出せる、個人型の年金制度です。受け取れる額は、各自の運用実績によって変わります。

【メリット】

積立金が所得から控除され、所得税や住民税の節約ができる
運用益が非課税になる

【デメリット】

基本的に60歳になるまでは引き出せない
運用益は実績によるため、将来どのくらいの金額を受け取れるのかが不透明

NISA(ニーサ)

通常、株式投資や投資信託で得られた利益には、20%程度の税金が発生します。NISAは、株式や投資信託の運用益や配当金について、一定額を非課税にする制度です。
具体的には「NISA口座」を利用することで、購入した株や投資信託などの投資によって得られた年間120万円までの利益が非課税扱いになります。非課税の期間は最大で5年間です。非課税枠を利用しての投資総額は合計で600万円までと定められています。

【メリット】
投資によって得られた利益に税金がかからない

【デメリット】
非課税となる枠や年数が決められており永久的に利用できるわけではない

不動産

不動産投資は、アパートやマンション、土地を購入して運用することで利益を得る方法です。入居者から得られる「家賃収入」、不動産の価値が上がったタイミングで売却して得られる「売却益」で利益を創出します。
不動産投資信託とは異なり、自分が実際に土地や建物を所有するのがポイントです

【メリット】

長期的に家賃収入を得られ、不労所得や年金対策になる
不動産はインフレ、デフレでも価値が下がりにくい

【デメリット】

初期投資が高額になりがち
建物が壊れた、老朽化した場合に多額の修理費がかかる

ここで取り上げたもの以外にも金や仮想通貨など数多くの投資対象があります。そしてそれぞれにはメリットとデメリットがありますので、もし何かに投資しようとする場合には必ずしっかりと勉強してから行うことが重要です。

そしいて、繰り返しになりますが下記の3点をしっかりと把握した上で取り組むようにして下さい。

① 投資とは何かを知っているかどうか
② 目的と得たい金額は決めているのか
③ どんな対象に、どのくらいの期間、いくら投資するのかを決める

この記事が少しでもお役に立てたなら幸いです。

本日も最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

今すぐ金運診断する

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする