よく聞くけどバブル時代って結局なんだったのか?説明します

いまだに語り草担っている『バブル経済』ですが、その恩恵を受けた人やその時代にすでに大人になっていた人達もだんだん少なくなり、謎にお金が余っていて、今からでは想像もつかないような時代だったという認識くらいしか持たれなくなってきました。

また、平野ノラさんがやっている当時登場したてでまだまだ珍しかった超でかい肩掛け式の携帯電話を使ってやるネタでしか知らない人も珍しくありません。

今回はこのバブルって一体何だったのかをエピソードとともに振り返り、景気が良いってどんなことなのか気分だけでも味わってもらえればと思います。

バブルってよく聞くけど一体何があったの?

バブル景気、バブル経済とは何か?を一言で説明すると『日本経済の景気がすごく良くてお金が余っていた時代』です。この好景気は経済指標上では1986年(昭和61年)12月から1991年(平成3年)2月までの51か月間とされています。そして、何があったかと言うと好景気の中で起こった資産(不動産や株など)価格の異常な上昇です。

いつからいつまでというのは議論が分かれていて、多くの人が好景気の雰囲気を感じ始めたのが1988年頃からで最高潮が日経平均株価が38,957円の史上最高値を記録した1989年12月29日だったとされています。

とにかく景気が良かったので銀行がどんどんお金を貸して、それが不動産や株価の急上昇をおこして金が金を呼ぶという循環になっていました。でも、一部の企業は儲かってたかもしれないけど庶民レベルだとどんな感じだったの?というのが気になると思うので、エピソードをま紹介していきます。

バブル時代によくあった風景サラリーマン

サラリーマン

・会社からタクシー券を100枚束でもらった
・客が多くてタクシーが止まってくれないので1万円札を持ち、手を振っていた
・通勤時に電車やバスに遅れそうだと気軽にタクシーを使っていた
・ボーナスが年4回支給されていたし、ボーナスが2倍3倍になった
・忙しかったけどサービス残業なんてなくきちんと残業代が青天井で支払われていた
・会社の接待費が使い放題で家族との食事にも経費が使えた

就活生

・会社説明会に行くだけで交通費を数千円もらえてプラスになった
・就活中のOB訪問のランチやディナーは鰻重やステーキ、寿司など豪華なものばかりだった
・会社訪問でいきなり採用と言われ、その後何度も食事や飲みに連れていかれた
・複数内定出るのが当り前で他社に行かせないためハワイ旅行で拘束する会社があった

その他

・普通主婦が株で月に数十万円小遣いを稼いでいた
・居酒屋に行く感覚で高級クラブに通ってた
・繁華街にはフィラーリが沢山走っていたし今の10倍くらいの値段でもバンバンで売れていた
・1億円のマンションを購入したら、次の日3億円で買いたいと言われるぐらい不動産が値上がりしてた
・関西の尾上というおばさん個人にメガバンクが3,000億円融資して事件になった
・定期預金の金利が8%くらいあったし国債なんかの利子もすごかった、10年預けると倍になった

どうでしょうか?

どれも今では考えられないと思いますが、全て現実に起こったことですし、少し前の中国やドバイなどでは同じかそれ以上のことが起こっています。

日本経済はもうダメだ、先進国じゃなくなったなんて言われますが、ハッキリ言って先のことは分かりません。もちろんバブル時代が幸せだったのかはまた別の話ですが、社会に勢いがあって世界でも『ジャパン・アズ・ナンバーワン』などと言われ『日本の土地を全部売るとアメリカの国土が6つ買える』なんて時代だったんですよね。

その後の日本は現在まで『失われた30年』といわれる、世界でも類を見ない停滞期にありますが、豊かで素敵な国であることは変わっていません。

今回はちょっとした昔話でしたが、話のネタにでもしてもらえると嬉しいです。

この記事が少しでもお役に立てたなら幸いです。

本日も最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

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